お湯を沸かすのに電気ポットを使っているご家庭も多いと思いますが、実際に電気ポットの電気代はいくらかかるかご存知ですか?今回は、電気ポットの沸騰までの電気代と、保温中の電気代を、それぞれ計算してみました。
検証に使用した機器は下記のモデルです。
該当機種:タイガー魔法瓶PDF-F型 (容量:2.2ℓ、湯沸し時:905W、保温時:31W)
なお、電気ケトルと電気ポットの電気代の比較は、「【徹底比較】電気ポットと電気ケトルの消費電力の違いは?」もご覧ください。
1. お湯を沸かすまでに(沸騰までに)かかる電気代は?
実際に検証してみたところ、検証モデルで沸騰するまでに約20分がかかりました。これは、1回の湯沸かしに約7.8円の電気代がかかった計算になります。仮に1日1回お湯を沸かしたとして、1ヶ月で234円の電気代がかかる計算になります。
0.905kWh × 25.91円 × (20/ 60)時間 = 7.8円
2. 保温にかかる電気代は?
保温時の消費電力は31Wとかなり小さいです。1時間保温をしたとしても、約0.8円しかかかりません。
0.031kWh × 25.91円 × 1時間= 0.8円
ただし、仮に1日中保温していたとしたら約19.2円となり、1ヶ月に直すと570円ほどになります。特別に大きくはないですが、それなりの金額にはなります。
ちなみに、1度スイッチをオフにしてから沸騰させるのと、そのまま保温しておくのとどちらがお得なのでしょうか?これは計算上、約10時間(7.8円÷0.8円)となります。1日2回使うのであれば、だいたいの場合は保温しておいた方がお得そうです。
3. 電気ポットの電気代まとめ
この記事のまとめです。
- お湯が沸くまでにかかる電気代は約7.8円(20分)
- 保温にかかる電気代は1時間約0.8円
- 次にお湯が必要なタイミングが10時間以内なら保温がお得!
最後に電気ポットの節電のコツをご紹介します。
- 次にお湯が必要なタイミングが10時間以内なら保温にしておいた方が良い。そのため、夜間はつけっぱなしよりも、朝に沸騰させた方がお得な場合が多い!?
- 容量一杯まで水を入れ、沸騰&保温するよりも、使う分だけ水を入れ、沸騰&保温した方が節電に!