カーボンヒーター（遠赤外線ヒーター）の電気代は1時間で7円〜25円！

今回の結論ですが、少しメーカーによって異なるものの、カーボンヒーター(遠赤外線ヒーター)の電気代は1時間あたり弱モード7円、強モードで25円をイメージしておくと良さそうです。電気代を算出するに当たって、今回も各メーカーの実際の機種の電気代を調査しましたので、ぜひご覧ください。

1. カーボンヒーター(遠赤外線ヒーター)の電気代は弱モード7円、強モードで25円

カーボンヒーターって、「真っ赤になるヒーター」のことだよね？

そうね、だいたい合っているわ。真っ赤になるヒーターは「遠赤外線ヒーター」っていうの。カーボンヒーターは本当は「遠赤外線ヒーター」の1種なんだけど、凄く普及しているので、単に遠赤外線ヒーターと呼ばれることも多いみたい。

詳しくは、各ヒーターとの比較記事をお勧めしておくわ。

さて、では実際の機種で調べてみましょう。今回は、下記の5機種で検証してみました（2020年12月現在で価格コムの人気5モデル）。

※ 本体価格は2020年12月の記事執筆時点での価格.comでの最安値
※ 消費電力は50Hzのケースを使用
※ [消費電力(kWh)×26.5円×1時間]で計算。26.5円は東京電力「従量電灯B」の第二段階料金

一部例外はあるものの、カーボンヒーターの電気代は１時間あたり、弱モードで5〜10円、強モードで21円〜27円が多いようです。

日本エー・アイ・シー社の「Aladdin(アラジン)ブランド」が上位に多くて、びっくり。人気があるんだねー。

では、月々だとどれくらいの電気代になるのでしょうか？カーボンヒーターは使いすぎるとすぐに熱くなるので、寒い時に「少しの時間だけ」使うという利用が多いと思います。すると、大体0.5時間〜1時間程度の利用が多いのではないでしょうか。

※1時間のカーボンヒーターの電気代を25円としました

2. カーボンヒーターのメリット、デメリット

次にカーボンヒーターの特長と、メリット・デメリットについても確認してみましょう。

カーボンヒーターは、「遠赤外線ヒーター」の1種で、最も人気のあるヒーターの１つです。まず、「遠赤外線ヒーター」ですが、「暖める範囲は狭いが、スピード・効果が高い」というのが最大の特徴です。中でも「カーボンヒーター」は熱効率が高いことで知られ（ハロゲンヒーターの2倍の熱効率）、本体価格も2,000円程度で買えるものがあるなど、手軽に導入することができます。そのため、非常に費用対効果の高いヒーターと言えそうです。

手足がかじかんで、どうしようもない時などは、重宝するよね。水回りの家事のあとや、脱衣所とかにあると嬉しい！

一方で、デメリットは記載した通り「暖める範囲が狭く、当たっているところしか暖かくない」点と、「使いすぎると、暖かいを通り越して、熱くなる」点と言えそうです。本当に寒い時に、ピンポイントで利用する使用方法がちょうど良さそうです。

小さい子供がいると、危険なことはないかとかも心配になるよね

なお、カーボンヒーターは名前の通り、熱源に「カーボン（炭素化合物）」を使用しています。「グラファイトヒーター」は、カーボンヒーターの上位機種で、熱源に「黒鉛」を使用しています。まだまだ、進化していきそうですね。

3. まとめ

最後に、この記事のまとめになります。

• カーボンヒーターの電気代は1時間あたり弱モード7円、強モードで25円が目安。1ヶ月の電気代は300円〜2,500円ほど
• カーボンヒーターは「暖める範囲は狭いが、スピード・効果が高い」遠赤外線ヒーターの1種で代表格。単に遠赤外線ヒーターと呼ばれることも少なくない