【絶対注意】セラミックファンヒーターの電気代は1時間で31円!!

ヒーター/電気ストーブ

まず結論ですが、「セラミックファンヒーター(=電気ファンヒーター)の1時間あたりの電気代は、弱モードで約16円、強モードで約31円」と、エアコン並に高いので付けっ放しは厳禁です。今回は、実際の製品を調査して、セラミックファンヒーターの電気代を調べてみました。

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1. セラミックファンヒーターの電気代は1時間で31円!

セラミックファンヒーターって、スイッチひとつで使えるし、ついつい気軽に付けっ放しにしちゃうよねー。

やめて!セラミックファンヒーターはエアコンと同じくらい電気代が高いから、使いすぎると、今月の電気代がひどいことになっちゃう。。。

実際の機種で調べてみましょう。今回、検証に使用したのは下記の4つのモデルです(2020年12月時点で価格.comで人気トップ5機種)。1時間あたりの電気代を計算してみると、弱モードで約16円、強モードで約31円の電気代がかかっていることがわかりました。

製品名本体価格
消費電力
電気代
(1時間)※

アイリスオーヤマ
「セラミックファンヒーター」
(JCH-12TD4-W)

6,000円強:1200W
中:1000W
弱: 600W
強:31.8円
中:26.5円

弱:15.9円

ヤマゼン
「セラミックヒーター」
(HF-J123)

3,780円強:1200W
弱: 700W
強:31.8円
弱:18.6円

シャープ
「プラズマクラスター電気暖房機」
(HX-LS1)

21,700円強:1200W
弱: 550W
強:31.8円
弱:14.6円

パナソニック
「セラミックファンヒーター」
(DS-FS1200)

7,800円強:1170W
弱: 640W
強:31.0円
弱:17.0円

※ 本体価格は2020年12月の記事執筆時点での価格.comでの最安値
※ 消費電力は50Hzのケースを使用
※ [消費電力(kWh)×26.5円×1時間]で計算。26.5円は東京電力「従量電灯B」の第二段階料金

アイリスオーヤマやパナソニック、山善などの機種が人気があるみたいだね。

もちろん手軽に使えるし、良い製品なんだけど、本体価格が安いからと行って、使いすぎると電気代がすごいことになっちゃうわ。

1ヶ月の電気代の目安についても考えてみましょう。強モードの使用時間別に「1ヶ月の目安電気代」の早見表を作成してみました。ご家庭の使い方のよって異なりますが、帰宅直後やトイレ中などで1日あたり1時間ほど使用している場合は900円強、ほぼ1日中つけっぱなしで18時間ほど使用している場合はなんと22,000円になる可能性もあります。

1日の強モードの
平均使用時間
1日の電気代1ヶ月の電気代
1時間30円930円
2時間60円1,860円
3時間90円2,790円
4時間120円3,720円
8時間240円7,440円
12時間360円11,160円
18時間540円16,740円
24時間720円22,320円

※セラミックファンヒーターの1時間の電気代を30円で計算

ひえー、使いっぱなしだと1万円以上もいく可能性があるのか。。。本体価格よりも高くなってしまうね。

エアコンのように、自動で省エネモードに移行してくれない物も少なくないから、本当に注意しないとダメね。

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2. セラミックファンヒーターのメリット、デメリット

セラミックファンヒーター

ここでセラミックファンヒーターの特徴についても、見ておきましょう。「他のヒーターと何が違うの?」という方は、「【完全版】ヒーターの特徴と違いを徹底比較してみた」にまとめましたので、ぜひご覧ください(筆者も最初、全然わかりませんでした。)。

メリット
  • 手軽に「温まる」ことができる(「熱すぎない」)
デメリット
  • 部屋全体を温めるパワーはない(小型の部屋を除く)ので、ピンポイントで使用
  • ついつい使いすぎると、1万円を超える電気代の可能性も

セラミックファンヒーターは、エアコンと同じように「温風で部屋全体を暖かくする」暖房器具です。ただし、小さめの部屋を除き、実際は部屋全体を暖めるためのパワーは足りません。部屋の目安としては木造で4畳半、コンクリートで6畳〜8畳と言われています。大きい部屋で、エアコンと同じようにずっと点けておく、という使い方だとちょっと効率が悪いかもしれません。

 

そもそも、エアコンと同じように使うことが目的ではないんだね。

オススメの使い方は、扇風機と同じように「寒さがひどい時に一時的に使用する」というピンポイントでの使用法です。遠赤外線系のヒーター(真っ赤になるヒーターです)は「熱すぎる」ことが少なくないと思いますが、セラミックファンヒーターは温風で、気持ちよく「温まる」ことができます。

ただし、扇風機は1時間あたりの電気代が約1円程度なのに対し、セラミックファンヒーターの強モードだと約30円程度します。ずっと点けっぱなしにしておくと、電気代が高くなるので注意が必要です。

「熱すぎない」セラミックファンヒーターは使い勝手が良いけど、気づくとずっと点けっぱなしになりがちよね。使いすぎに気をつけましょう。

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3. セラミックファンヒーターのまとめ

  • セラミックファンヒーターの電気代は「弱モードで16円、強モードで31円」。これはエアコンと同じくらい高いが、自動で省エネモードに移行してくれない機種も多く、1ヶ月の電気代が1万円以上になるリスクもあり
  • そもそも、暖房パワーは弱いので、扇風機と同じようにピンポイントで使うことが目的。部屋全体を温められる目安は木造で4畳半、コンクリートで6畳〜8畳
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