日本の家庭の消費電力量の中で「照明」は、なんと2番目に多くの電力を消費しています!「LEDがお得!」というのは良く聞く話ですが、LEDは値段が高い、、、。「本当にお得なの?」と思った方も多いはず!
そこで今回は、「照明」の電気代を、少しでも減らすために、白熱電球、蛍光灯、LEDについて比較検討し、「一番お得な電球はどれか?」調べてみたいと思います。結論だけ気になる方は最後のまとめをご覧ください。
1. 「LED」「蛍光灯」「白熱電球」の基本を比較
まず、①白熱電球、②電球型蛍光灯、③ LED電球 それぞれの月間と年間の電気代、価格、寿命を調べてみました。結果は下記の表をご覧ください。
①白熱電球 | ②電球型蛍光灯 (東芝EFA15ED/11-Z) | ③LED電球 (東芝LDA8L-G/60W) | |
価格 | 約162円 | 約786円 | 約1,450円 |
月間の電気代(1日8時間使用) | 約336円 | 約68円 | 約49円 |
年間の電気代(1日8時間使用) | 約4,032円 | 約816円 | 約588円 |
寿命 | 2000時間 | 6000時間 | 40000時間 |
知っている人も多いと思いますが、本体価格は 白熱電球 < 蛍光灯 < LED となっていて、LEDと白熱電球の差は1000円以上!。一方で、月々の電気代では LED < 蛍光灯 < 白熱電球 となっていて、その差は300円/月ほどになります。
※ 詳細な計算方法は参考情報を参照してください!
※ すべて東芝製の電球で比較しています。少数点は繰り上げています。
2. その家に2年住むならLEDを買うべき!
月々の電気代は分かりましたが、では買い替え寿命や、本体価格を考えると、結局どれが一番お得なのはどれでしょうか?一目でわかるようにグラフ化しました!1日8時間使用する前提で作成しています。
白熱電球は半年もしないうちに、蛍光灯やLEDがお得になります。「白熱電球の明かりが好き」などの理由がなければ、次の買い替えタイミングで他に切り替えた方が良さそうです。
では、蛍光灯とLEDは、どちらがお得なのでしょうか?電気代はほとんど差がありませんが、寿命に大きな差があります。蛍光灯は寿命が約6,000時間、LEDは、40,000時間です。LEDは、蛍光灯と比べても、買い替えの頻度が、かなり少なくて済みます。(LEDの寿命が切れる前に、蛍光灯の場合は、6回も買い替えが必要という結果がでました。)グラフを見てみると、25か月目(2年と1か月)の最初の蛍光灯の買い替えタイミング以降は、LEDのほうが安くなるという結果になりました。
2年以内に、引っ越す予定がない人はLEDにするのが良いでしょう。
まとめ
白熱電球の電気代は、335.7円/月、蛍光灯の電球の電気代は、68.40円/月、LEDの電球の電気代は、48.50円/月
半年以内に引っ越さないなら、白熱電球は蛍光灯かLEDに交換したほうがよい。
- 蛍光灯は、25か月目(2年と1か月)で買い替えが必要なため、それ以降はLEDの方がお得になる。
※ 蛍光灯をLEDに交換する場合は、焦って買い換えずに、蛍光灯が切れてからLEDと交換しても良い。
参考「LED」「蛍光灯」「白熱電球」の基本情報
基本性能
①白熱電球(東芝白熱電球ミニクリプトン)
0.054kWh×25.91円 ×8h ×30日=335.7円/月
②電球型蛍光灯(東芝ネオボールZ 60W)
0.011kWh×25.91円 ×8h ×30日=68.40円/月
③LED電球(東芝LED電球 E-CORE 60W相当)
0.0078kWh×25.91円 ×8h ×30日=48.50円/月
それぞれの電気代の差
①白熱電球と電球型蛍光灯の1ヵ月の電気代の差
336円/月ー68円/月=268円/月 → 1年だと3,216円の節約
②白熱電球とLED電球の1ヵ月の電気代の差
336円/月ー49円/月=287円/月 → 1年だと3,444円の節約
③電球型蛍光灯とLED電球の1ヵ月の電気代の差
68円/月ー49円/月=19円/月 → 1年だと228円のお得