「うちのエアコンの電気代、どれくらいかかってるんだろう?」と気になったことはありませんか?でも、毎月届く「電気使用量のお知らせ」には、トータルでかかった電気代は記載されていますが、家電ごとの電気代は載っていません。
そこで、今回は誰にでもできる「我が家の家電の電気代計算法」をご紹介します。
1. 電気代計算のために必要な情報
情報としては、次の2つの情報が必要になります。
① 家電の消費電力(例:87W)
② 1kWhあたりの料金(例:29.93円)
① 「家電の消費電力」を知る方法
家電の裏側や、側面、下側に書いてあることが多いです。例えば、ご使用のテレビの消費電力を知りたい場合、テレビの側面や裏側を見てください。シールが貼ってあり、消費電力が記載されている場合があります。
例:定格消費電力 87W(写真参照)
もし、型番しかわからない場合は、ネットで調べるのも簡単です。該当の家電のメーカーと型番を入力して検索すれば、消費電力を調べることができます。それでもわからなければ、メーカーに電話して、直接聞いてみてください。
② 「1kWhあたりの料金」を知る方法
日本の電力会社ごとの、一番一般的なプラン(注)の、1kWhあたりの料金を下の表にしましたので、参考にしてください。
( 注)ご家庭で最も多く契約されているプランである、従量電灯AもしくはBプランで、電力使用量が121kWh~300kWh間(第2段階料金)の場合の1kWhあたりの料金になります。
日本の電力会社の1kWhあたりの料金 (一番一般的なプランの場合で税込み価格、2015年6月9日現在)
下の表は標準的なプランの料金のため、詳細に見たい場合、文末の参考をご確認ください。各電力会社のホームページで、チェックすることができます。
電力会社名 | 選択プラン | 120kWh~300kWhまでの料金 |
北海道電力 | 従量電灯B | 29.72円 |
東北電力 | 従量電灯B | 24.87円 |
東京電力 | 従量電灯B | 25.91円 |
中部電力 | 従量電灯B | 25.08円 |
北陸電力 | 従量電灯B | 21.29円 |
関西電力 | 従量電灯B | 28.35円 |
中国電力 | 従量電灯A | 26.90円 |
四国電力 | 従量電灯A | 26.50円 |
九州電力 | 従量電灯B | 22.63円 |
沖縄電力 | 従量電灯 | 27.93円 |
2. 実際に電気代を計算してみる!
まず、自分で計算しなくても、自動で電気代を計算してくれるサイトもあるので、使ってみてください。ご自分で計算されたい方は電気代の計算公式は下記の通りです。
公式: 「①家電の消費電力(kWh)」×「②1kWhあたりの料金」×使用時間×使用日数=電気代
早速、1ヵ月の電気代を、上で得た情報をもとに、公式に当てはめて計算してみましょう。
例1 : 1日5時間テレビを見たときの月間の電気代
「①0.087kWh」×「②29.93円」× 5時間 × 30日=390.6円
上記の例ですと、一か月のテレビの電気代は約391円となります!慣れてしまえば、とても簡単に計算できます。
まとめ
- 電気代を求めるための公式は「①消費電力(kWh)」×「1kWhあたりの料金」×使用時間×使用日数
- 簡単に計算したい場合は、電気代の計算サイトもある
参考:1kWhの電気料金の確認方法
毎月届く「電気ご使用量のお知らせ」を手元にご用意ください。その中の「プラン」と「電力量料金」を確認していきます。
(1) プラン
まず、「ご契約種別」を確認しましょう。例えば、右の例ですと「従量電灯B」と書いてあります(写真参照)(特にプランを変更していない場合、だいたいこのプランが適用されています)
(2) 電力量料金
次に、電力量料金を確認します。「電気ご使用量のお知らせ」をみると、左中央あたりに「上記料金内訳」という欄があります。ここを見て、「電力量料金」が第何段階まで適用されているかチェックします(写真参照)今回の場合は、「第3段階」まで適用されているのが分かります。
(3) 最後にホームページで確認する
最後に、先ほど調べた、適用されている、(1)プランと(2)電力量料金をもとに、電力会社のホームページで1kWhあたりの料金をチェックします。
今回の場合は、「東京電力」の「従量電灯B」の「第2段階」の欄を参照します。すると、25円91銭ということが判明しました。(写真参照)